東海学園大学主催「ともいきSDGsシンポジウム」にて
カフェタナカの田中千尋グランシェフが登壇いたしました。
「ともいきSDGsシンポジウム」では
SDGsに取り組んでいる小学生~大学生の応募チームによる実践発表と環境の実践家によるリレートークが行われ、
田中千尋グランシェフはリレートークにて
「ショコラでつなぐ笑顔の輪~パティシエだからできること~」というテーマで
お話しさせていただきました
お菓子やケーキとSDGsって、関係あるのと思われがちですが
実はものすごく身近な問題なんです
フルーツ農家さんを例に挙げるとこのような問題があります。
・温暖化などの気候変動による産地移動
・日照時間の減少による味の変化
・台風など相次ぐ自然災害による採取量の減少etc…
カフェタナカでは、農家さんから安定的にフルーツを仕入れ
農家さんと良好な関係を築きながら、“持続可能なお菓子作り”を目指しています。
そしてもう一つ、カフェタナカが取り組んでいる【サントメプロジェクト】
サントメは、西アフリカギニア湾に浮かぶ小さな国「サントメ・プリンシペ民主共和国」の島です。
ブラジルから持ち込まれたカカオをアフリカで最初に栽培したことでも知られています。
2019年、私たちはここサントメに、自社農園となる「希望の有機カカオ農園」を開園しました
サントメは今でも貧困格差が続き、女性の地位も低いままです。
カフェタナカの農園では、女性たちが笑顔で楽しく働けるように環境を整え、
彼女たちの地位が向上するための支援を続けています
自分たちが作っているカカオが、どれだけ美味しいスイーツになるのか実感してもらうため、
サントメ島のスタッフさん達にカフェタナカのショコラを試食してもらったことも
今回「ともいきSDGsシンポジウム」の手土産として
東海学園大学健康栄養学部3年生の地域保健活動演習を履修している学生さん達とコラボした
クッキーを参加者の皆様にお渡ししました
学生さん達から提案していただき、カフェタナカでブラッシュアップ
「おから」をパウダーにし、サントメカカオとあわせて、美味しくヘルシー・地球にも優しいSDGsクッキーになりました
パッケージは、学生さんがSDGsを意識したデザインが可愛らしいです
甘くて美味しいスイーツは、食べると幸せな気持ちになりますが、
いつか原材料が無くなって食べることが出来なくなってしまうかもしれません…
そんな未来が訪れないためにも、カフェタナカは美味しいだけではない、農家さん達が安心して栽培・収穫できるように、
そして心を込めて育ててくださったフルーツやカカオを最大限活かしたスイーツを皆さまに提供し続けられるように、
これからも日々考え実践していきます。
都竹