月別アーカイブ: 2023年7月

【本店】新作バナナのタルトと2023年夏アフタヌーンティー 

毎度ご愛顧頂きありがとうございます。

 

先日よりご予約スタートしたアフタヌーンティー夏メニューの開催ですが、

大変好評いただいております。

 

 

新作も加わった夏メニューは8月10日までの限定です

写真はイメージです。

夏メニューのテーマは沖縄食材と高山野村農園で採れるハーブ。

農園より直送されるフルーツやハーブはこの時期だけの旬のものです。是非お試しください!!

 

~おすすめ~

新作「沖縄県産バナナのタルト」

沖縄産バナナのタルトは先日来訪させていただいた

沖縄県南風原町にある農園「寛尚(ひろたか)ファーム」のバナナを使用しております。

 

 

沖縄の陽の光を浴びて大きく育った様々な種類のバナナを育てています。
園主の稲福寛尚さんは、母方の祖父母のバナナ農園を引き継ぎ、なんと高校3年の時に本格的にバナナ栽培を始めたそうです。
それまで耕作放棄地だった農地を開拓し、自分の手で農園を開いたそうです。

お伺いしたのは5月、まだまだ本格的な夏を控えた梅雨時期でしたが汗だくで作業していらっしゃいました。

島バナナをはじめ、ナムワ系バナナ・三尺バナナ・台湾バナナなど数多くの種類を栽培。

その種類の多さは、「スーパーで売っているバナナ=バナナ」が認識の私の頭では驚くばかりでした。

そしてダイナミックに身を結ぶバナナには圧倒されます。

寛尚(ひろたか)ファームでは、農薬や化学肥料を一切使わず、雑草やバナナの葉・茎を肥料に育てています。

ムシや、雑草駆除の手間が増えてしまう一方で農地の食物連鎖や沖縄の自然を守る取り組みとして、無農薬手作業で丁寧に育てられています。

雑草やバナナの葉・茎を肥料するなど、若い園主さんに感銘を受けます。

園主の稲福寛尚さん

まだ園のバナナは青いものが多かったのですが、熟したバナナを試食させていただきました。

「おいしいデレデレ」の笑顔が広がります。

 

 

今回開発したバナナのタルトは寛尚(ひろたか)ファームのブラジルバナナを使用しております。

(ブラジルバナナは黄輝(こうき)バナナとも呼ばれるそうです。)

バナナはやや小ぶりで、先が尖がったようになっているのが特徴。

香りが強く、味は甘味が強くてほんのり酸味があり、食感はややねっとり系の特徴があります。

 

そう!びっくりお菓子に適したフルーツの特徴をすべて掌握しているバナナ!?

焼き込みしても香りや味が保持され、お菓子のマスト材料の砂糖とは異なる方向性のバナナの甘さはお菓子の奥行を広げ、酸味はさっぱりとした骨格を広げてくれます。

南国の沖縄で若者の手によって丁寧につくられたバナナをパティシエの手でさらに美味しいスイーツに仕上げました!!

ミネラル豊富な小浜島の黒糖も使用し、相性は抜群ラブ

 

写真左上のバナナは熟す前のバナナです。黄色く甘く追熟してからタルトに使用します。

本タルトはショップでも準備出来次第 単品販売予定です。

 

是非お試しください。

 

 

磯部

【オンラインブティック】 60周年企画“新作ジェラート缶”

毎度ご愛顧いただきありがとうございます。

 

1963年に自家焙煎印琲専門店として創業した「カフェタナカ」。
カフェタナカは今年で60周年を迎えます。

60周年の節目に、新作ジェラート缶「ビジュー・ド・グラッセ サントメ〜リュウキュウ」ご紹介いたします。

400年の歴史をもつ沖縄・小浜島の黒糖との出会い&自社カカオ農園のあるサントメ島の2つの島の歴史や文化を回顧しながら千尋シェフが描いた新作をお楽しみください。

 

「ビジュー・ド・グラッセ サントメ〜リュウキュウ」

アフリカのサントメカカオから作られたショコラは、濃厚な味わいの中にウッディな爽やかさ、ナッティな濃厚さ、熟した果実のような香りが特徴です。

この複雑で繊細な個性に隠れることなく、日本の沖縄・小浜島 の黒糖の素晴らしい香りとコクを最大限に引き出しました。

さらに沖縄の太陽に照らされ甘味と酸味をしっかり蓄えたジューシーな柑橘「タンカン」や、乳製品や黒糖との相性の良さが際立つ沖縄胡椒「ピパーチ」 のスパイシーでフルーティーなアクセントが加わり、最高のマリアージュを体感いただけます。

ビスキュイ、ジェラート、ジュレ、ショコラ・・・と幾層にも重なる素材と味わいはまるでケーキをたべているかのように幸福感に包まれます。

 

 

「ビジュー・ド・グラッセ サントメ〜リュウキュウ」はオンラインブティック&婦人画報のお取り寄せ限定販売となっております。

第1回カフェタナカオンラインブティック

数量限定&期間限定販売。

受注開始:2023年7月14日 9:00~

発送日::8/1 8/5 8/8 8/12

 

※8月も販売いたします。

 

 

 

ドライアイスを入れて梱包いたしますが、配送時に不在等で配送業者で保管にならないように、確実にお受け取りできる日時にてご指定のご協力をお願いします。

予想を超えるアクセスがある場合は、お買い物がスムーズに致しかねます。何卒ご容赦願います。
カートに入れただけではご注文の確定・商品の確保はできませんのでご了承ください。

婦人画報のお取り寄せにつきましては婦人画報お取り寄せサイトにてご確認ください。

 

 

 

 

「小浜島とサントメ島、田中千尋の想い」をご紹介乙女のトキメキ

黒糖の製糖方法が沖縄に伝わってから今年で400年、今もその歴史を紡ぐ沖縄黒糖。

2023年3月、千尋シェフが訪れた小浜島のサトウキビ農家では 若い生産者が手作業でキビを刈り、丁寧に小さく切断後、収穫から20時間以内に圧搾され黒糖に加工します。そうこの手作業による行程で生まれる黒糖はミネラル豊富で上品でスッキリした甘さとなります。

 

一方でサントメ島も、400年前にはサトウキビを栽培していました。その後ポルトガルによってカカオが運ばれ、生産の主軸はカカオ栽培に移っていきます。

 

サントメ島では、カカオ収穫は全て手作業です。カカオポットから取り出された新鮮なカカオの実はすぐに発酵ボックスに入れられ、毎日何度もかき混ぜながらじっくり発酵させた後天日干しします。

この発酵の過程を経て、濃厚な味わいの中にウッディな爽やかな薫り、アフリカの大地を思わせるようなどっしりとしたコクも感じられるような繊細な味わいのショコラへと姿を変えます。

 

サントメ島と小浜島はどちらも南国の島国であり、過去同じ時代にサトウキビから砂糖を作っていました。

そして現在、サントメ島では女性たちが希少品種のサントメカカオを、小浜島では若者たちが歴史ある小浜島黒糖を、それぞれ守り育てていこうと頑張っています。

地球温暖化、環境破壊、そして気候変動により農作物の収穫は年々厳しい状況にさらされています。

パティシエとして出来ることは、彼ら生産者を応援し、手間ひまかけられた食材の個性を最大限に引き出し美味しくすること。そして、美味しいスイーツを手に取るお客様に、お菓子の向こう側に存在する景色と現状を丁寧にお伝えすること。

この強い想いが田中千尋の原動力となっています。

 

その強い思いで完成させた60周年を記念する

「ビジュー・ド・グラッセ サントメ〜リュウキュウ」を是非お楽しみください。

 

 

 

 

なお、カフェタナカはサントメ島に自社カカオ農園を有することで働 く女性たちを支援し続けています。

サントメ島のプロジェクトを通じ、持続可能な社会への架け橋になるような取り組みをご紹介できればと思っております。もちろんおいしいスイーツもラブラブ

是非お楽しみに音譜

 

 

磯部